包茎手術の根部切開法は勃起時に傷が目立つ
2025年10月30日
包茎(ほうけい)手術の根部切開法は勃起時に傷が目立つ
他院で「傷跡が目立たないという理由で根部切開法の包茎手術を勧められた」というお客様がときどきご来院されます。
しかし当院では次のような理由により、根部切開法の包茎手術は行なっておりません。
根部切開法の包茎手術の利点
a.非勃起時は傷が目立たない。
b.亀頭付近の包皮小帯(性感帯)が残るので、手術前後で快感の強さが変化しない。
根部切開法の包茎手術の欠点
c.非勃起時に包皮が亀頭にかぶりやすい。
d.勃起時は傷跡が目立つ。
e.早漏は改善しない。
f.亀頭付近の粘膜が残るので、性病やその他の病気に感染しやすい。
上記の説明
a.非勃起時は傷が目立たない。
→根部切開法の包茎手術では、陰茎根部の陰毛の近くで包皮を切除しますので、非勃起時は傷が陰毛に隠れ、傷が目立たないです。ところが↓
c.非勃起時に包皮が亀頭にかぶりやすい。
→根部切開法の包茎手術では、亀頭付近の伸びにくい粘膜を残すため、勃起時に皮が足りなくならないよう包皮を長めに残す必要があります。そのため手術後も包皮が亀頭にかぶりやすくなります。
d.勃起時には傷跡が目立つ
→勃起時には傷跡が陰毛内から出てきて、陰茎の真ん中あたりに移動しますので、傷跡が見えます。しかも陰茎根部の包皮の色は濃いですから、白い傷がとても目立ちます。
b.亀頭付近の包皮小帯(性感帯)が残るので、手術前後で快感の強さが変化しない。
e.早漏は改善しない。
→手術前後で快感の強さが変化しないのは、遅漏の方には好都合ですが、早漏の方の場合、快感が強いままだと早漏の原因が残ることになり、早漏が改善しません。
f.亀頭付近の粘膜が残るので、性病やその他の病気に感染しやすい
→亀頭付近の陰茎は粘膜でできています。粘膜は皮膚にくらべて薄く、ベトベトしているので、性病の病原菌やウイルスに感染しやすく、それらが繁殖しやすい高温多湿になっています。性病以外にも、カンジダ菌などのカビ(真菌)も繁殖しやすく、亀頭包皮炎が起きやすい状態が残ることになります。
以上のことから、当院では根部切開法の包茎手術は行なっておりません。。
亀頭直下埋没法包茎手術なら、傷は目立たず、粘膜部分は切除するので性病感染その他の病気の予防になります。
早漏改善効果も期待できますので、当院では亀頭直下埋没法で行なっています。
どうしても性感帯を残したい場合は、亀頭増大ヒアルロン酸ストッパー法や、ドローアウト長茎術をおすすめしています。

