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トイレの前に手を洗いましょう 第2話

2015年11月19日(木)

前回「トイレの前に手を洗いましょう」を記述しましたが、その後、トイレの後で手を洗わない人が15%もいると消費者庁が発表してhttp://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H4A_T11C15A1CR0000/、ネットでは「悲報」などとしてこのニュースが報じられました。「大便の後のみ手を洗わない」が3.0%「大便・小便後ともに手を洗わない」の5.1%もいるとのことで、これらの人の存在は「悲報」でしょう。大便には、健康な人でも大腸菌など細菌が大量に含まれていて、トイレットペーパーを10枚近く重ねないと手に大便中の細菌が付着するという報告もありました。インフルエンザやノロウイルスに感染している人の大便にはこれらのウイルスが大量に含まれています。大便の後に手を洗わず、その手で色々なものに触れば、これらのウイルスがドアノブやエレベーターのボタンに付着します。それらを触った別の人にこれらのウイルスが付着し、感染するの可能性があります。だから大便の後に手を洗わない人がいることは「悲報」でしょう。一方、小便の方はどうでしょうか?特別な感染者以外の小便には細菌やウイルスはいません。だから小便の後に手を洗わないのは、医学的には全く問題ありません。問題は小便をする前に手を洗わないことです。インフルエンザやノロウイルスに感染している人が大便の後に手を洗わず、その手で触れ、それらのウイルスが付着したドアノブやエレベーターのボタンを別の人が触り、それらのウイルスが付いた指で小便時に泌尿器を触ることになります。ウイルスは粘膜や目に見えないような皮膚の小さな傷から体内に感染します。女性で小便の場合は、手を泌尿器に直接触らないので問題ないでしょう。男性の場合は、直接手で泌尿器を触るので、感染する可能性があります。消費者庁も、トイレ後のことだけでなく、トイレ前に手を洗うべきことを啓蒙すべきです。