脳心血管系疾患発症リスクが最も低くなる性交頻度は「月に4回から9回くらい」
2025年2月02日
「サイエンティフィツク・レポート」という学術誌に
「脳心血管系疾患」発症リスクが最も低かった性交頻度は「月に4回から9回くらい」(年52~103回)という内容の論文が掲載されました。
https://www.nature.com/articles/s41598-024-83414-3#:~:text=Those%20with%20sexual%20acts%20less,negative%20correlation%20began%20to%20emerge.
米国の若年および中年成人における性頻度と心血管疾患の発生率および全死因死亡率との相関関係を解明することを目的として、参加者17,243人の調査を分析した論文です。
結果は上記の頻度だったとしています。
理由として
・性交頻度が低いED(勃起不全)男性は発症前の脳心血管系疾患を持っている可能性が高い(だから後年、脳心血管系疾患を発症やすい)
・性的興奮を高めるテストステロン値が低いと悪玉コレステロール値が高くなる(そのため後年、脳心血管系疾患を発症しやすい)
などをあげています。
この結果は結果であって原因ではないので、性行為頻度を高くすれば脳心血管系疾患発症リスクを低くできるかというと、「激しい性行為はしばしば交感神経の過剰興奮を引き起こし、血管内皮細胞の損傷、血小板の過度の活性化、心臓への過度の負担、およびアテローム性動脈硬化症を引き起こし、脳心血管系疾患を発症しやすくなるので、週に7回以上の性的クライマックスは逆効果」と述べています。